TMC2100 ステッピングモーター・ドライバー

Watterott electonic社より、Trinamic社のTMC2100-LA搭載のステッピングモーター・ドライバーが販売されました。

さっそく購入して、動作確認してみました。
とにかく動作音が静かになります！

TMC2100-LAデーターシート
SilentStepStick資料

- 編集中 -

　

まずは、ピンの半田付け。

写真のように、ＩＣ実装面が下になるように。（はまるポイント１）

半田付けのあとは、ルーペ等を用いて、確認をしましょう。

つぎにVRの調整（はまるポイント2）ですが、
ベッセル セラミック調整ＤＶ NO.9000　がいいようです。

Rsenseは0.11Ωが実装されております。
TMC2100データーシートのP24よりRsense=0.11Ωで1.78Aと仮定して、Vｒｅｆ 1.4V:1A  0.98V:0.7A あたりかなぁと推測です。。。

使用するステッピングモーターにもよりますが、Vrefを下げると脱調し、上げると発熱が多くなりますので、低めの設定から徐々にあげていくのが吉かと思います。

（現在atom(RC版）NEMA14のモーター使用：Vref=0.8V で稼動中)




この状態で一度プリンターを稼動させてみましょう。

・・・・・
「ん！　逆に動く？」
ステッピングモーターのコネクターを逆に差し替えればＯＫです。
（はまるポイント３）
・・・・・

「変わらないジャマイカ！」とお嘆きのあなた。。。（はまるポイント４）
ここからが本題です。
TMC2100 のセールスポイントである「StealthChop」を有効にするには、
CFG1・CFG2 を OPEN にしないといけません。
そこでCFG1・CFG2のピンをニッパーでカットします！

これでとっても静かな３Ｄプリンターになるかと思います。
ぜひお試しください！！ 絶賛販売中　
（ファンの音がうるさいなぁ・・・）




【 参考 】
Genie's Blog　SilentStepStick
なんでも作っちゃう、かも。　TMC2100搭載のステッピングモータドライバ「SilentStepStick」
EastMusicWorks'sBlog  TMC2100でマイ3Dプリンターatomが超静音に！